千年の歴史がある畳と茶
畳と茶は、平安時代から始まり千年の時を経てなお日本人に愛され、日本の伝統文化の代表格となりました。畳は、日本の気候、風土に適した建築資材として世界に類がない日本固有のものです。室町時代には、書院造の登場によって畳が日本家屋の大きさの基準寸法になりました。
茶は、中国から伝わり、鎌倉時代には栽培が盛んになり、その後、千利休らによって、日本独自の芸術としての「茶道」が生まれました。「一期一会」という有名な言葉があります。これは茶道の心得、「人と人との一度きりの出会いを大切にする」という意味です。
日本人の美徳である「おもてなし」はここからはじまりました。