TATAMO!のミッション

TATAMO!は、日本の伝統文化である畳と茶を通じ、日本の良さを楽しく再構築していきます。また、世界中の方々と自然素材の素晴らしさを分かち合ってまいります。

日本のイグサをもっと生活の中に

TATAMO!は、高品質の国産イグサを活用した
デザイン性に富んだプロダクトを提供いたします。

畳の良し悪しはイグサで決まります。畳に使われるイグサの90%は中国産ですが、TATAMO!では、熊本の栽培農家さんが減農薬で丹精込めて育てたイグサを使用します。それも短いという理由で普通の畳には使えない焼却処分されてしまうイグサを敢えて使用しています。ですから、TATAMO!の畳はすべて小さいのです。

「畳」は、住環境の変化に伴い都市生活の場から姿を消しつつあります。また、高品質のイグサを生産している国内のイグサ栽培農家さんは輸入品に押されて急激に減少しています。

本来日本の生活にフィットする自然素材の「畳」。
TATAMO!は止まっていた畳の時間を現在進行形にして、畳を囲むコミュニティを元気にします。
イグサの未来は私たちの豊かなライフスタイルの未来につながります。本物のイグサを使った小さな畳を、私たちと自然をつなぐデバイスとして使って頂けましたら幸いです。
畳は私たちへの自然からの贈りものでありメッセージです。

TATAMO!の生産モデル

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イ草について知ってほしい3つのこと

イ草の文化・歴史

古くは平安時代から日本人の生活に密着していたイ草の畳。その後、茶道、華道、武道など多くの日本文化になくてはならない貴重な存在となりました。イ草は単なる機能を超え日本人の精神性や美意識を培ってきたと言えるでしょう。

減少する国内イ草農家

あまり知られていないことですが、日本の市場に流通する畳表の90%以上が中国からの輸入品です。国産イ草のほとんどが八代地方の農家の手によるものですが、この地域でも近年になり農家数が毎年10%減少し深刻な問題になっています。

イ草の活用

イ草には、その弾力性に富んだ肌触りと、心地よいイ草の香り以外にも多くの効用があることで知られています。畳に含まれている空気の層は熱を伝えにくい性質があるため、暑さを和らげ、寒さを防ぎます。また湿度の高い日には湿気を吸い取り、乾燥した日にはその水分を放出し空気中の湿度を調整する吸放湿性を持っています。

日本茶の美味しさを楽しむコミュニティとしてのTEA TATAMO!

TEA TATAMO!で扱うお茶は、オーガニック日本茶パウダー専門ブランドNODOKAさんが手がけます静岡産の無農薬栽培の茶葉をパウダーにしたものです。

一番茶だけがもつ甘み、旨味、渋みの調和を味わうことができます。また、自然栽培で育ったお茶ですので、美味しさと共に栄養成分まるごと楽しめます。

TEA TATAMO!では、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶のストレートティをはじめ、オーガニックミルクを使用したラテなども提供いたします。

店内外に畳ベンチを設置して、自然と触れ合える佇まいになっています。畳と日本茶という自然からの贈りものをごゆっくり楽しんでください。

茶の湯の精神として代表される言葉に『侘び・寂び』があります。「寂び」とは、経年変化によって、寂れたり、汚れたり、欠けたりした様、またはその変化が織りなす様の美しさを意味します。「侘び」は、寂れや汚れ、その経年変化を受け入れ、それを楽しみ、またそれを美しいと思う心のことです。人間と自然が一緒になって何かを作りだすという心構えが『侘び・寂び』の重要な概念です。

TEA TATAMO!では、『侘び・寂び』の精神を大切にし、現代の感覚に合った茶のコミュニティを多くの方々と一緒に築いていきたいと思っています。

写真提供 NODOKAさん