TATAMO!ブログ |アーカイブ|2010年12月
2010.12.31一年間ありがとうございました。
2010.12.29ちっちゃなTATAMO!たち
2010年もあとわずかで終わります。
そこで、現時点での私の畳への思いを書いておきます。
自分のためにw
畳として変えてはいけない部分、
それは「自然素材であること」。
変わっていく部分、
それは「デザイン」。
「自然素材であること」が畳の重要な要素だということは
多くの方に共感して頂けると思います。
最近はビニールのものも畳と呼ばれていますし、
私もTATAMO!以外で使うことはあります。
でも「こんなの畳じゃないよなー」と心の中で言って
ニコニコして作業していますw
ま、いろんな理屈を言ってでも
畳が自然素材であるという共通認識を守っていきましょう。
問題は変わっていく部分です。
正解がないから本当に厄介です。
デザインに関して言えば
当然、変えずに守っていくデザインも大切ですし、
また新しく創造していくデザインも必要です。
大事なのは両方することですね。
2011年は畳の可能性を詰め込んだ
ちっちゃなTATAMO!たちを世に広めていきまーす!
2010.12.27NIKKEI DESIGN に掲載されました。
2010.12.26TATAMO! yoga の感想を頂きました。
商品撮影の時、お世話になった
ヨガインストラクターの方とモデルさんから
TATAMO! yoga の感想を頂きました。
ありがとうございます。
お二人のブログで紹介されています。
http://sattva3188.blogspot.com/2010/12/blog-post_25.html
http://yuka-yoga-surf.blogspot.com/2010/12/100.html
TATAMO! yoga は瞑想や陰ヨガなど
動きの少ないヨガに向いているようです。
用途を変えても畳の特性は変わらないということですね(ガッテン)
とても大切なことを気付かせて頂きました。
TATAMO!はココを深く掘っていきます(キリッ)
2010.12.23産学官連携「畳デザインプロジェクト」表彰式
2010.12.22TATAMO!の正体!?
TATAMO!はイグサ農家×畳職人×デザイナーによる
畳の「これから」をつくるプロジェクトです。
カッコよく聞えますが、正直に言いますと
ココまで来るには様々な葛藤がありました。
畳の減少、自分にとって畳とは何か、なぜ畳屋になったのか・・・
いろんな思いがあり、恐怖心や怒りも感じました。
「こりゃ自分だけでは解決できないなー」と耐える日々が続いた後
たまたま「デザイン」という新しいステージが現れました(笑)
うれしかったですね。
きっとイグサ農家さん、デザイナーの方々もいろんな思いがあり、
その中の共通部分が反応しあったのでしょう。
プロジェクトを進めていくことは化学反応を起こすことだと思っています。
TATAMO!の正体はそんな得体の知れない化学反応かもしれませんw
2010.12.18これからの「畳」の話をしよう
サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』を読みましたか。
はい、そのパクリですw
普通、一般の方は畳の話なんてしないですよねー。
畳業界の人達も細かい技術的な話は大好きだけど、
「畳の定義」とか「どんなテーマで畳作ってるの」とか質問すると
なかなか返事が返ってきません(>_<)
いろんな意見があるのは当然ですが、
まず自分の意見を持つこと、そしてそれを語ることが求められる時代です。
その中で、何かしらの共通意識が芽生えてくれば楽しいですね。
せっかくブログ、Twitter、facebookなど開かれた場があるんですから。
そいうえば、山形の畳屋さんはFMで「たたみの話を聞いてくれ!」という
タイトルでラジオ放送しているとちょっと前に聞いたことがあります。
鏡畳店さん↓
すごいチャレンジャーだw
頑張ってほしいです!
みなさん一緒に、これからの「畳」の話をしよう!
2010.12.16遠距離交際
TATAMO! はイグサ農家×畳職人×デザイナーのチームです。
イグサ農家さんは熊本、畳職人の私は長野、デザイナーさんたちは東京です。
最近、千葉の畳屋さんもメンバーに入りました。
遠距離交際ですw
ですから、全員が頻繁に会ってミーティングできる訳ではありません。
実際に会ってミーティングする時は濃い話ができるよう工夫しています。
またインターネットなどのインフラが整ってきて
連絡が取りやすいのが有難いですね。
近間の組織、例えば同業組合などを見ていますと、
近いが故の閉塞感を感じます。
「近くて何時でもお手軽に」はメリットもありますが
デメリットも多いですね。
TATAMO!は、これからも全国に仲間を増やしていこうと思っていますし、
いろいろな業種の方にも入って頂きたいと思っています。
もっともっと仲間募集中!
2010.12.09リバース・ポッドは試金石
TATAMO! リバース・ポッドは
イグサの端材とポリ乳酸樹脂で作ったフラワーベースです。
畳に適さない未利用なイグサと
植物から合成した生分解性プラスチックを融合した
持続可能なエコ商品です。
エコ商品であることは素晴らしいですが、
私が注目するところは他にあります。
畳の良さはイグサの良し悪しで決まります。
しかし、イグサは農産物ですから、畳に適したイグサばかりを
収穫することは不可能です。
畳店さんの多くは上質なイグサを使った畳を
お客さんに届けたいと思っています。
畳を好んでくれるお客さんもそう望んでいるはずです。
私はそういう方たちに是非このリバース・ポッドを
手にとって頂きたいと思っています。
私にはこの多面体が
畳の持続可能性の試金石に見えてなりませんw
上質な畳とリバース・ポッド。
ふたつでひとつ!
(はい、売り込みデスw)
2010.12.07畳の本質
TATAMO! というものが皆さんにどう写っているのか
分かりませんが、
私の中ではTATAMO! は畳の本質を探る実験の場ですw
今現在、私は畳の本質のひとつは
「人の身体と心をリラックスさせる」ことと推測しています。
これを確かめていくことがTATAMO! のテーマです。
(個人的な思いなので批判しないでね)
それにはヨガマットとして使って頂くのが一番です!
また床から壁、天井まで使える畳 TATAMO! floor も然りです!!
私がこのプロジェクトを始める時、
デザイナーにお願いしたことはたったひとつです。
「処分されてるイグサはたくさんあるので
とにかくイグサの量をいっぱい使うプロダクトをデザインしてください」
とだけ言いました。
私が具体的なことを言わなくても
実力のあるデザイナーはちゃんと畳の本質を見極めてしまう。
んー、くやしいーw
2010.12.04畳店としての思い
TATAMO! は短い未利用のイグサを使って
これからの畳の可能性を広げていくプロジェクトです。
実はこの"短い未利用のイグサを使って"というのが
TATAMO! の特徴であり、また私にとっての逃げ道なのです。
畳には長い歴史があり、日本の文化でもあります。
一畳店がお気楽に変革できるものではありません。
ばちが当たったら困りますし、
畳店として今までの畳を守っていきたいという思いも
当然あります。
そこで私は自分の中にルールを作りました。
当面TATAMO! では「畳に使用できるイグサは使わない」と。
これで自分の中の矛盾を一応退けていますw
TATAMO! では思いっきり自由に
畳の本質を追究したいと思っています。
仲間募集中w
2010.12.02田中陽明×島村卓美 トークショー@ifft 2010
先週、東京ビッグサイトで開催された
インテリアライフスタイル リビング展の最終日、
TATAMO!のクリエイティブディレクターの田中陽明さんと
TATAMO! floor のプロダクトデザイナーの島村卓美さんが
トークショーをしました。
動画はコチラ↓
http://www.youtube.com/user/TATAMOofficial
しっかりTATAMO! の宣伝をして頂きましたw
しかし、デザイナーってカッコいいですねー。
私は表舞台に向かないタイプだ(泣)
スタッフが編集してくれた動画もどうぞ!