2011.03.06zeroに戻る
職人だから、良い材料を使う時は気合が入ります。
きっちり目の詰まった畳表は職人魂をくすぐります。
良い畳表は肌触り、香り、ツヤ、すべてが違います。
い草農家さんの想いや、技術力がひしひしと伝わってきますw
職人の技量は製作技術と素材を選ぶ目だと思っています。
畳業界では製作技術の方はまずまず継承されていると思います。
しかし、素材を選ぶ目はあやしい。
素材を選ぶ目を持ち合わせていれば、国産のイグサの危機的状況に
もっと敏感に反応するはずですし、ビニールのものを畳とは呼ばないはずです。
畳というものの本質を考えるためにzeroに戻る必要がある。
その時、役に立つのが職人魂ではないか。
職人はいつの時代でも良い素材で自分の技術を発揮したいのだ。