TATAMO!ブログ |アーカイブ|2011年09月
2011.09.23ecocolo 最新号に掲載されました
2011.09.18国産のイグサを守るということ
私も一人の畳職人として国産のイグサをどうしても守りたいと
思っていますし、全国にも同じ思いの畳屋さんは多くいます。
では、国産のイグサを守るとはどういうことでしょうか。
イグサ栽培は農業です。
イグサを栽培している農家さんが今後もイグサを栽培できる環境、
栽培しようと思える状況をつくることが重要です。
イグサ栽培農家さんの立場で考えない限り、
国産のイグサは守れないと思います。
イグサ農家さんの立場で畳屋さんに願うことはなんでしょう。
畳の需要掘り起こしはもちろんですが、
外国産のイグサやビニールの畳表は使わないで欲しいという
本音もあると思います。
ですから国産のイグサを守ろうと旗を振りながら
外国産のイグサやビニールの畳表を使う畳屋さんには
どこか矛盾を感じます。
私は外国産のイグサやビニールの畳表を使うなと言っている
わけではなく、矛盾に気づこうと言っているのですがw
よく誤解されます(>_<)
自分の心の中に矛盾があると前へ進めません。
イグサ栽培農家さんも同じです。
いざとなれば転作すればいいと考えていれば
それは畳屋さんに見抜かれます。
覚悟を決めた同志じゃないとね!
国産のイグサを守るとはそういうことだと私は思います。
2011.09.1620年先を思考する
先日、街づくりのプロフェッショナルの方々と話をする機会がありました。
会話の中で私が住んでいる街の印象を聞いてみました。
すると、「いい街でしたよ。でも20年後はどうかな?」と答えてくれました。
衝撃を受けましたw
はじめて訪れた街を歩いて、その街の20年先を考えているんですよ!
ホント参りました。
街を創るという仕事がらか、どうかわかりませんが
思考が深い・・・。
時間の流れに溶け込んで思考している感じがしました。
習慣になっているのでしょう。
こういう思考はとても参考になります。
畳の20年先を思考する。
イグサの20年先を考える。
すぐにはできませんが、習慣にしたいものです。
時代と共に生き、傍観者にならないためにも・・・