ひとつの出会いから芽生えたTATAMO! の種
TATAMO! の始まりは2007年にとある講演会に田中さんがゲストとして招かれたことがきっかけだった。その講演に参加していた百瀬畳店の百瀬和幸さんが田中さんに話しかけたのだ。
「知人の経営コンサルタントから依頼された講演を通じて、百瀬さんと知り合いました。百瀬さんから『時代の流れに沿った企画をとりいれていかないと、畳業界に先はない』という話を聞き、畳を使ったプロダクトのアイデアを提案したことを記憶しています」
その後、田中さんのアドバイスにより百瀬さんは農商工連携の助成金に申請、承認される。そうして畳を使ったデザインプロジェクトが本格的に始動していく。
プロジェクト始動の第一段階としてまずは発案者である百瀬さんとイグサ農家の園田 聖さんを交え、田中さんがヒアリングを行った。その場で現状の問題を把握をしながら、プロジェクトの根幹を固めていく。