⽇々の中で”チョイス”するときに、⼤切していること
百瀬:ヨガをされていると地球や⾃然にやさしいものとか、⾃分の⾝体にとってもそうした やさしいものを取り⼊れるという点で、「⾷」というものにもけっこう向き合ったりすると 思うのですが、⾷材とか、⾷べるものとかに関して何か⼤切にされている軸みたいなものは ありますか?
松本:美味しい美味しくないはもちろん、⾒て美味しそうだなとかはもちろんあるんですけ
ど、⼀番は、「⾷べて幸せな気持ちになるかな?」という点で、⼼が喜ぶものをチョイスし
ている気がします。
つくってくれた⼈が、⽬に⾒えるカタチで⾷品にシールがつけられていて、これはだれがつ
くりましたというようなことが書いてあったりするとほっこりしますし、知り合いのだれか
がこの野菜をつくっていて、届けてくれたっていうこともすごくそれだけで幸せになったり
とか。
百瀬:なるほど、作り⼿さんたちとのつながりを感じられる⾷。まさにヨガにも通じること ですね。
松本:そうですね。「つながり」というものを感じられると、わたしはすごく幸せを感じま
すね。わたしの主⼈がすごく料理が上⼿なので、主⼈のつくる料理はものすごく幸せパワー
が⼊ってるんですよ。⽢酒やマラサダまで⼿作りしてくれたり。そういう環境に今いるの
で、より⾷に対して、⼦どもにもどういった⾷事を⾷べさせて⾏こうかなと考えたりします
し、無駄のない⾷をしたいと思っています。
冷蔵庫にあんまり余計なものは⼊っていなくて、本当に必要最低限のものが⼊っているよう
な感じで。なるべくフードロスが少ないカタチで⽣活をしていきたいと思っているし、いづ
れは⽥舎の⽅で⽣活をしていきたいなと思っているぐらいなので。
おしゃれなものも好きだけれど、根本的にはそういった愛を感じられる⾷事、その⼈が⾒え
るような⾷事やライフスタイルが好きですね。
百瀬:ぼくもその価値観は似たようなものを持っていて、今の⽇本茶葉パウダーを使ってい
るのもそうした価値観が根底にあるんですけど、パウダーにすることによって、ロスなく全
部提供できるんですよね。パウダーでないと、どうしても茶殻が出て、⽣ゴミとして捨てられ
てしまうことになってしますんです。パウダーにすることでロスはなくせるけれど、⼀⽅です
べて体に取り⼊れられることになるので、農薬を使っていない、オーガニックの茶葉という
ことにこだわりました。
あとは作り⼿の愛を感じるという点では、今お店ではご注⽂をいただいてからぼくが茶筅で
⽴ててドリンクをお出ししているんですけど、やはり⾃分がつくっている姿を⾒ていたただ
いて、新たに美味しさが引きだせるというところもあるんじゃないかなと思って、昔ながら
の茶筅でお抹茶を⽴てるというようなスタイルを選びました。
松本:いいですね!本当に素敵だと思います。百瀬さんが本当にここでお茶をたてていて、
⽣き⽣きとされているから、百瀬さんというキャラクターとしてこのお店もTATAMO!のブラ
ンドの発展もますます楽しみです。